鹿角市街から大湯温泉の間、国道103号の南側を併走する県道66号から一本脇道に入ったところに建つ櫓。屋根は円形で、頂点部には避雷針をはじめ、何も設けられてない。
見張台は円形で、高欄は手摺部と底部外縁が等辺山形鋼製で、L字型の屈折部が外側を向く様に組まれており、丸鋼製の垂直材は内側に取り付けられている。半鐘は屋根を支える三角形の梁の一辺に吊るされている。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼に張力調整用の枠式ターンバックルを組み込んだもの。各部の接合はプレートにより、主材は溶接、水平材は六角ボルトにより直接締結、斜材は丸鋼の先端ら平鋼の板を溶接し、それとプレートを挟み込むように六角ボルトで締結している。
梯子は一段で桁外設置。基部はA形の斜材が設けられており、補剛は入れられていない。
(2017年8月訪問)
屋根 | ○型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | △型 |