鹿角市街から県道66号を大湯温泉方面に進み、史跡大湯環状列石の少し先の交差点から広域農道を東側へ曲がって100メートル弱の地点に建つ櫓。屋根は円形で、頂部には先端が錐状に装飾され、中央部分で三叉に分かれた装飾が施された避雷針を頂いている。
見張台は円形で、高欄は手摺部と底部外縁が等辺山形鋼製、垂直材は等辺山形鋼製1に対して丸鋼2の割合で併用されている。水平材は丸鋼製。半鐘は屋根を支える三角形の梁に吊り具を介して吊るされている。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各節の接合はプレートにより、主材は溶接、水平材は丸ボルト、斜材はプレートに穿孔し、丸鋼を外側から穴へ挿入折り曲げて組み上げている。
梯子は一段で桁外設置。基部は斜材は設けられておらず、他の節と同様にリング状のバックルで締結された丸鋼製の斜材が渡されている。
(2017年8月訪問)
屋根 | ○型 |
---|---|
半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | △型 |