県道191号を南西方面に分かれた先にある白欠地区の中心部に立つ櫓。立地は段丘の縁にあたる部分で、見晴らしはかなり良好と思われる。屋根は円形で、頂部に錐状の避雷針を備えており、その他には装飾は見られない。屋根えら中心に半鐘を吊るす金具は設けられているが半鐘は存在しない。
見張台は四角形で、高欄は手摺部が鋼管、垂直材の替わりに丸鋼をΛ型に組んだ斜材が連続して配置されている。下部外縁は等辺山形鋼製で床板はエキスパンドメタルが用いられている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は平鋼を逆Z字型に組んだもので、各部位の接合は溶接による。
梯子は一段で桁外設置。基部は縞鋼板製のベースプレートを用いて固定されている。
(2019年8月訪問)
屋根 | ○型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |