県道117号、旧尾上町の猿賀神社参道入口の鳥居の前に建つ櫓。かつては鉄塔の櫓が設けられていたが、現在は電柱と同様のコンクリート柱を利用したものに置き換えられている。通常鉄製の櫓が老朽化で撤去される場合は、コンクリート柱製の防災無線スピーカーやホース干し塔に置き換えられる弧とが多いが、平川市では半鐘を残し火の見櫓としての機能を維持させているものが多く見られ、この櫓もその一つである。
頂部には何も無いが、やや下がったところにホース昇降用の滑車が設置されている。見張台は四角形で、高欄は手摺と外縁部が等辺山形鋼、垂直材が丸鋼製。半鐘は腕金に吊るされており、やや大き目の台形の屋根が設けられている。
梯子は一段で桁外設置。階段のように斜度が緩く設定されており、両脇には丸鋼製の手摺が設けられている。
(2017年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | 柱型 |