県道144号沿い、弘前バイパスと交差する堀越東側交差点から東へ進んだ、川合地区の丁字路に建つ櫓。屋根は反り、照りの付いた六角形で、頂部には飾りの付いた避雷針が取り付けられている。見張台は円形で、高欄は手摺が等辺山形鋼、垂直材が丸鋼、水平材が平鋼を用いて組まれている。脚の主材を付け根として欄干の外へホース干し竿が張り出している。屋根下には乳のない半鐘が吊るされ、消防用赤色電球が設置されている。
脚は三本で、主材と水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各部の接合はプレートにより、主材とはリベット、水平材とはボルトで締結されており、斜材はプレートに穴を開け、丸鋼を折り込んである。
梯子は一段で桁外設置。基部は何かが衝突したのか大きく歪んでしまっている。基部の斜材は、他の節同様斜材のみで構成されており補剛は無い。
(2016年8月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | △型 |