弘南鉄道千年駅東方、原ヶ平地区の町民会館の敷地内に建つ櫓。屋根は反りのついた六角形で、頂部には先端が菱型で唐草状の飾りのついた避雷針が設けられている。半鐘は屋根中心からやや軒下側に吊るされている。
見張台は円形で、高欄は手摺部分と一部の垂直材が等辺山形鋼、それ以外の垂直材が丸鋼製。両側にL字状に曲げた鋼管製のホース干し竿が設けられており、片方の竿にはホース昇降用の滑車が吊るされている。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材は丸鋼に枠式ターンバックルを取り付けたものをX字状に配している。各部の接合はプレートへのボルト締結による。
梯子は二段で桁内設置。中間に張り出しの無い踊り場があり、高欄は全て丸鋼を用いている。
基部はΛ型の斜材が設けられており、斜材から主材へ向けて、水平、斜め方向にそれぞれ補鋼が入れられている。
(2016年8月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | △型 |