大根子地区を走る県道41号を南西に入った地点に建つ櫓。屋根は反りのついたやや深めの六角形で、避雷針や屋根飾りなどは一切見られず、通常屋根頂部に設置される避雷針は見張台高欄から延びている。屋根下と踊り場に半鐘がそれぞれ吊るされている。
見張台は六角形で、手摺と外枠部分が鋼管、主材が丸鋼製。六角の角にはそれぞれ鋼管製でL字型のホース干し竿が設置されている。
脚は三本で主材、水平材が等辺山形鋼、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結した方式となっている。各部の接合はプレートを用いており、主材と水平材はボルトで直結、斜材は丸鋼の端部に平板を溶接してプレートとボルト締結している。
梯子は二段で上下段とも桁内設置。中間よりやや下寄りに張り出しのある踊り場が設けられており、前述の通り半鐘がここにも吊るされている。欄干も見張台同様、鋼管と丸鋼の組み合わせとなっている。
基部はΛ形に斜材が組まれており、そこから一節目の接合部に向けて補鋼が渡されている。
(2017年8月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | 6角型 |
脚 | △型 |