田舎館村役場の西方約1.3km、大曲地区の村道沿いにある消防団倉庫の傍ら立つ櫓。2014年5月撮影のGoogleストリートビューによると、村道を挟んで反対側に円形屋根、円形見張台、三本脚の鉄骨造の火の見櫓が確認されており、これの置き換えとして建造されたもの。
全体の形状は隣接する平川市で火の見櫓更新際に用いられているコンクリート柱を用いたものに類似しているが、見張台の高さや高欄の素材などに差異が見られる。
見張台かなり低い部分に設けられており、スペースはほぼ一人分という小ぶりなもので、高欄は手摺部、水平材ともに鋼管製、床板はエキスパンドメタルを用いている。半鐘は腕金に吊るされており、屋根は掛けられていない。
梯子は一段で、非常に緩い傾斜がついている。外見から察すると、市販のアルミ製梯子を流用したように思われる。
(2019年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | 柱型 |