青い森鉄道諏訪の平駅の西側、県道134号沿いの十二神社鳥居前に建つ櫓。見張台は単なる台で、高い欄干すら設けられておらず、足場としてごく狭い範囲に床版として鉄板が敷かれているのみ。脚上端の四隅にプレートがあることから、本来は更に上方まであったものが、何らかの事情で撤去された可能性が推測される。
脚は四本で、主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで結合したもの。各節の接合はプレートにより、主材、水平材とは溶接での接合、斜材は丸鋼の端部に平鋼を溶接し、それをプレートに六角ボルトで共締めしたものとなっている。
梯子は二段で、上下段ともに桁内設置。中間には張り出しの無い、足場のみのごく簡易な踊り場が設けられている。
基部はハの字型に斜材が設けられ、斜め上下方向に補剛が入れられている。
(2018年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |