火の見櫓図鑑

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南部町消防団福地第八分団

火の見櫓

 南部町の北東部、あかね団地とあけぼの団地の中間にあたる埖渡地区に立つ櫓。見張台に屋根は無く、半鐘は逆L字型のステーに吊るされている。
見張台は円形で、高欄は手摺部が太めの鋼管製、垂直材が太めと細めの鋼管の組み合わせ。手摺部から円周に沿うようにT字型のホース干し用フックが張り出している。うち二箇所にはホース昇降用の滑車が吊るされている。床板は平鋼を簀状に並べたもの。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は上三節が丸鋼をリング式のバックルで締結したタイプ、下二節は等辺山形鋼をX字状に組み、交点部はプレートを用いて六角ボルトで締結している。各部の接合にはプレートを用いており、主材とはリベットで、水平材とは六角ボルトで、斜材はプレートを穿孔し丸鋼を外側から内側へ向けて挿入し、内側から六角ナットで締結したもの。
梯子は一段で桁外設置。基部はハの字型に方杖が渡され、主材との間にはトラス状に補剛が入れられている。

(2019年8月訪問)

屋根 なし
半鐘 あり
見張台 ○型
□型

全景 見張台 半鐘 脚部 基部

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