大鰐から黒石へと抜ける国道454号沿いに建つ櫓。見張台の屋根は円錐形で、頂部には避雷針があるが先端はT字型になっており、水平部の用途は位置関係から照合しても特に方位を示すようなものでもなく、風向計としては鏃と羽根がなく風を受ける構造になっておらず用途は不明。見張台は円形で、手摺部は太めの、垂直材は細めの丸鋼製造。
脚は三本で、主材と水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をX字状に組んだもので、交点でリング状のバックルによって締結されている。各部材の結合は、プレートにボルトを用いている。
梯子は二段で桁内設置。中間に張り出しの無い足場だけの簡素な踊り場が設けられている。基部にはΛ型の斜材があり、主材から二本の補鋼が渡されている。
※既に撤去済みです。
(2016年8月訪問)
屋根 | ○型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | △型 |