JR東日本 大鰐駅の南、県道202号を南下して一本東へ外れた虹貝川沿いにある虹貝コミュニティセンターの敷地内に建つ櫓。屋根は深めの六角形で、頂部には避雷針と風向計が設けられている。風向計は鏃と矢羽が非常に大きく良く目立つ。見張台も屋根に合わせた六角形で、手摺と外枠は等辺山形鋼製、垂直材は平鋼を用いている。手摺部にはホース干し用のフックが設けられている。
脚は四本で、主材と水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各節は平均的な櫓に比べて丈が短く、各節の結合は、水平材とはリベットで、垂直材はボルト留め、斜材はプレートに穴を開けてそこに斜材の丸鋼を折り込む形になっており、それぞれ異なる方法が採用されている。
梯子は二段で桁内設置。中間に足場のみの簡易な踊り場が設けられている。
※既に撤去済みです。
(2016年8月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | 6角型 |
脚 | □型 |