国道6号沿いにある道の駅「そうま」の少し北から分かれる県道121号を北へ600mほど進んだ先にある丁字路の突き当り部分に立つ櫓。屋根は非常に浅く、反りのついた四角形で、主材と方杖に支えられている。頂部には先端が四ツ叉になった避雷針と風向計、カール状の装飾が設けられており、墨棟の先端部には等辺山形鋼を加工した装飾が張り出している。半鐘は屋根裏中心に吊るされている。
見張台は四角形で、高欄は手摺、垂直材が平鋼製、下部外縁が等辺山形鋼、床面は平鋼を簀の子状に並べたもの。
脚は四本で、各部の接合は主材への直接締結。材質は、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材は丸鋼をリング式のバックルで締結したタイプ。各部の接合は直接結合で、いずれも主材へ直接六角ボルトで直接取りつけられている。
梯子は二段で、上段が桁内、下段が桁内設置。踊り場は下部の一節目に設けられており、足場のみの簡易なもの。
基部はアーチ状の斜材が設けられており、主材との間にはワーレントラス状に補剛が渡されている。下部の空間いっぱいに、コンクリートブロック造の物置と思われる小屋が設けられている。
※既に撤去済みです。
(2019年8月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |