木曽川と飛騨川の合流点にほど近い、川合地区の市道沿いに建つ櫓。四角錐状の屋根は見張台の大きさに比してやや小さめで、頂部に先端が四つ叉になった避雷針と風向計が設けられている。
見張台は外枠が等辺山形鋼、欄干が平鋼製で、四隅には補強のため斜材が入れられている。
脚は四本で主材、水平材、斜材とも全て等辺山形鋼を利用しており、水平材と斜材はL字が外側を向いている。斜材はX字状に組まれており、交点はボルト留め。
梯子は二段で中間に片側だけ張り出した踊り場があり、半鐘は見張り台ではなくこの踊り場に吊るされている。梯子はもともと基礎まで繋がっていたと思われ、その形跡が基礎に見られるが、現在はいたずら防止のためか高さ1m程度のところで切断されており下端は接地していない。
基部には「製作者 昭和27年4月28日製 東亞工業有限会社 名古屋市西區又穂町三丁目四九番地 電話 西 53 二一五五番」と記された製造銘板が掲示されている。その下にもプレート状のものが設けられているので、かつては分団銘板など他の銘板か信号表などが取り付けられていたのかもしれない。
※既に撤去済みです。
(2015年2月訪問)
屋根 | □型 |
---|---|
半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |