県道62号沿い、中川地区の中心部に建つ櫓。屋根は反りのついた四角形で、頂部には避雷針と屋根飾り、蕨手が設けられている。原因は不明だが、屋根板がかなり凸凹になってしまっている。半鐘は柱に設けられた水平材に吊るされており、屋根直下のスペースにはサイレンが設置されている。
見張台は四角形で、高欄は手摺部、各角の垂直材、下部外縁が等辺山形鋼製、各角以外の垂直材と水平材が平鋼製。垂直材は下端部で半円状に外側へ張り出しており、外見上のアクセントとなっている。
脚は四本で、主材と水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各節の接合にはプレートを用いておらず、水平材、斜材ともに主材へ直接ボルトで結合している。櫓の背後には、櫓本体よりも背の高いホース昇降用の柱が設けられている。
梯子は一段で桁内設置。基部は通りに面した梯子の出入口のみハの字型の斜材が設けられている。
(2018年5月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |