JR東海 太多線根本駅の西方約3.5km、多治見北ゴルフ倶楽部の西側に位置する北小木地区の中ほどにある消防団詰所前に立つ櫓。屋根は非常に浅い六角形で、屋根裏中心部に半鐘を吊るす金具はあるものの半鐘は設置されていない。
見張台は六角形で、手摺が鋼管、垂直材が丸鋼、下部外縁が等辺山形鋼製。手摺にはホース干し用のフックが取り付けられている。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が斜材をX字状に組んだもので張力調整はターンバックルによる。各部の接合にはプレートを用いており、プレートは桁の外側ではなく内側にあてられており、主材とは溶接で、水平材、斜材とは六角ボルトで結合されている。中ほどにはホースが風でばたつくのを防ぐために、押さえの竿が設置されている。
梯子は一段で桁外設置で、最下節には設けられておらず接地していない。また、下から二節目より上部には転落防止策が設置されている。
基礎は脚の部分のみ地表から嵩上げされており、斜材の付け根はコンクリートに埋設されている。
(2021年5月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | 6角型 |
脚 | △型 |