利根川と片品川の合流地点に程近い、県道269号沿い、新町地区に建つ櫓。屋根は反りや照りのない単純な四角錐で、頂部に装飾のついた避雷針が設けられている。半鐘は屋根下にあり、軒下には蛍光灯の照明も取り付けられている。見張台の高欄は、手摺り部分が鋼管、四隅の支柱が等辺山形鋼、垂直材は丸鋼で構成されている。
脚は四本で、主材と水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプで、各節の接合はプレートへのボルト締結となっている。
梯子は二段で、上段が桁内、下段が桁外設置。中間部の踊り場には張り出しはなく、下段梯子にはフラフープ状の転落防止柵が設けられている。
立地は古くからの分かれ道であったのか、足元には古い石造の道標が建てられていた。
(2016年10月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |