群馬県沼田市と栃木県日光市を結ぶ国道120号「ロマンチック街道」沿いに建つ櫓。屋根は浅めの四角形で、大きく反り、照りがついている。頂部には装飾のついた避雷針が設けられている。
半鐘は屋根の直下に下げられており、そのさらに直下、半鐘の下から中へ入り込むようにサイレンが取り付けられているのが特徴的。軒下にはX字状に鋼材が組まれておりアクセントとなっている。
見張台は円形で、高欄は手摺部分が平鋼、垂直材が丸鋼製で、垂直材の間にはS字状の装飾が施されている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもので、各部の接合は主材へのボルトによる直付けとなっている。プレートを用いていないためか、全体的に細身な印象を受ける。
梯子は二段で、上段は桁内、下段は桁外設置。踊り場部分は張り出しがなく桁内に足場が設置されているのみ。基部はハの字型の斜材に補鋼が入れられている。
(2016年10月訪問)
屋根 | □型 |
---|---|
半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |