国道8号と国道159号山側環状との合流地点である今町交差点から東へ一本入った市道沿いに建つ櫓。見張台は円形で屋根は無く、半鐘を吊るすための逆U字型の支柱が設けられている。支柱は頂部に装飾つきの避雷針が設けられ、その直下に半鐘が吊るされており、柱の半鐘より下部にはくびれが入っている。
見張台の高欄は手摺部と水平材、下部外縁が平鋼製、垂直材が丸鋼製で、床板は平鋼を簀状に並べている。
脚は四本で、主剤、水平材が等辺山形鋼、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各部の接合にはプレートを用いており、主材とはリベット(一部六角ボルト)で、水平材とはリベットで、斜材とは六角ボルトで結合されている。
基部はアーチ状の斜材が設けられ、弧の中間部から一節目のプレートに向けて補助材が入れられている。
一節目の水平材には、「警鐘台専門 柚木製作所 金沢市北安江町76 (浅電七ッ屋駅前)」と記された製造銘板が取り付けられている。
(2018年10月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | □型 |