川井から遠野へと抜ける国道340号沿い、小国地区の中心から立丸峠に至る中ほどにある上湯沢地区に立つ櫓。見張台は四角形で屋根はなく、半鐘は床面に置かれており機能していない。高欄は手摺部と梯子出入口部分の垂直材が太目の角型鋼管、垂直材が細めの角型鋼管製。手摺部は相対する二面に等辺山形鋼製のホース干し用の竿が取り付けられており、二本とも片側には滑車が吊るされている。半鐘の変わりにサイレンが見張台下に設置されている。
脚は四本で、主材、斜材ともに等辺山形鋼製。ワーレントラス構造のため、水平材は設けられていない。主材と斜材の接合はボルト締結による。
梯子は一段で桁外設置。中間より上部には、円弧状の転落防止柵が設けられている。
(2019年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |