国道46号から県道1号を南下し、御所湖を過ぎて西和賀方面へ南下する県道1号と鶯宿温泉へ向かう県道172号の交差点を鶯宿方面へ200mほど進んだ先、南畑地区の西端に建つ櫓。
見張台は四角形で屋根はなく、半鐘も設けられていない。高欄は、手摺部と外枠部、中間の垂直材が等辺山形鋼製、垂直材は丸鋼製。梯子の出入口部分は転落防止柵として∩型に造形されており、下の節まで続いている。手摺部には梯子出入口の面を除く三面全てにU字型のホース干し用フックが設けられている。
梯子は一段で桁外設置。前述のように上部には転落防止柵が設けられていてる。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼製でX字状に組まれており、パイプ式ターンバックルで張力調整を行うようになっている。また水平材部分にも、同様に補剛として丸鋼による斜材が入れられている。各節の接合はプレーにより、主材、水平材とは溶接、斜材とはボルトで締結されている。
基部はΛ型の斜材が組まれており、1/3程度はコンクリート基礎の内部に埋め込まれている。
(2016年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |