山田町荒川地区、町立荒川小学校の南側の町道沿いにある分団詰所の敷地内に建つ櫓。見張台に屋根はなく、避雷針が高くまで延びている。高欄は、外縁で部と手摺、水平材が鋼管製、垂直材が丸鋼製。手摺部は外側へ張り出すように設けられており、二辺にホース干し用のL字型のフックが取り付けられている。また、避雷針を支えている鋼管製の柱と並んでホース昇降用の滑車を吊るす竿が設けられている。
脚は四本で、主材、斜材ともに等辺山形鋼製。斜材がジグザグ状に渡されており、水平材は設けられていない。主材と斜材の接合はプレートへの溶接による。
梯子は二段で、上段、下段ともに桁外設置。どちらの梯子も梯子を保護するようにU字型の転落防止柵が設置されている。中間には大きく梁張り出した踊り場があり、高欄部は見張台同様外縁と手摺が鋼管製、垂直材が丸鋼製。
(2017年6月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | なし |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |