火の見櫓図鑑

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南牧村消防団板橋分団

火の見櫓

 国道141号板橋地区で、旧道と思われる国道から一本外れた道沿いに建つ櫓。屋根は反りのある四角形で、頂部には避雷針と風向計が備えられている。周辺を高い樹木に囲まれているが、櫓自体の背丈も高いので、見張台からの視通は確保されている模様。見張台は円形で、高欄は手摺部が等辺山形鋼、水平材が平鋼、垂直材が丸鋼製。見張台には半鐘はなく、サイレンが設置されている。
 脚は四本で、主材と水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもので、各部の接合はプレートにボルトを用いている。
梯子は二段で上下段共に桁内設置。中間の踊り場は大きく張り出した円形で、基本的な構造は見張台と同様。半鐘はこちらの踊り場部に吊るされている。
基部はΛ形の斜材が設けられているが、梯子の出入り面のみアーチ状の造形となっている。

(2004年2月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 ○型
□型

見張台 踊り場 基部

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