諏訪市街の国道20号に並行する市道沿い、諏訪大社の神事として知られる諏訪湖の御神渡りの拝観式を受け持つ八剣神社の向かいに建つ櫓。
大きく反りのついた四角屋根は、頂部に屋根飾りが、照りのついた隅棟には蕨手が設けられている。
四角形の見張台は欄干上部にX字状の装飾があり、欄干の外側に張り出すようにして、傾斜のつけられたホース干し用の竿と見られる丸鋼が全周を取り巻いている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材は丸鋼をX字状に組んで交点をリング式の張力調整装置で締結している。梯子は桁内に一段で設置されている。
通りに面して「火の用心」と記された看板が、基部の桁内には消防信号表が掲示されている。
(2015年1月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |