信濃国分寺の南側、市道沿いの消防車車庫に併設される櫓。反りのついた屋根は頂部に避雷針と屋根飾り、隅棟にややカールのきつい蕨手が設けられている。半鐘は屋根裏中心に吊るされている。
見張台は円形で、手摺が鋼管、水平材が平鋼、垂直材が丸鋼、下部外縁が等辺山形鋼製で、特に装飾は見られない。床版は平鋼を簀の子状に並べたもの。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は上四節が平鋼をX字状に組んだもの、下三節が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。
梯子は二段で桁内設置。中間部分に張り出しのない踊り場が設けられている。
隣接する車庫壁面に分団名入りの消防信号表が掲示されている。
（2022年8月訪問）
| 屋根 | □型 |
|---|---|
| 半鐘 | あり |
| 見張台 | ○型 |
| 脚 | □型 |
