国道250号沿い、明石地区の中ほどにある広場の敷地内に建つ消防電詰所に併設された櫓。屋根は小さく浅めの四角形で、頂部には避雷針と風向計が設けられている。
見張台は四角形で、高欄は手摺が鋼管、垂直材が丸鋼、下部外縁が等辺山形鋼製。スピーカーが四方向に設置されているほか、床面にサイレンが備えられている。
脚は四本で、上部は一節が短く蜜になっており、また裾の広がりがなくほぼ垂直に立てられている。素材は主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。
中間部に大きな円筒形の構造物が、そのやや下部に時計が設けられており、上部の円筒形のものも時計だったのではないかと推測される。広場(公園)に隣接する故の装備だろうか。
下二節は一組で、斜材がΛ型とV型を組み合わせた大きなX字状に組まれている。梯子は一段で桁内設置。
(2023年5月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |