火の見櫓図鑑

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片上分団五部機庫

火の見櫓

 国道2号を北へ一本入った、西国街道沿いの住宅街に建つ消防団器具庫に隣接する櫓。屋根は四角推形で、上部には蕨手のようなカール状の装飾が施されている。避雷針や風向計などはみられない。
見張台は四角形で、高欄は手摺と下部外縁が等辺山形鋼製、垂直材と水平材が平鋼製。垂直材の一部がX字状に組まれているのがアクセント。スピーカーが四方向に取り付けられているが、手摺部ではなく柱部に据え付けられている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。基部はアーチ状になっている。
梯子は二段で上下段ともに桁内設置。中間には足場のみの簡易な踊り場が設けられている。

(2023年5月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部

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