県道238号の旧来の道とバイパス道を結ぶ市道沿いに建つ櫓。四角屋根には頂点が菱形に造形された避雷針と風向計、蕨手と一体に形成された屋根飾りが設けられている。
見張台は四角形で、欄干には逆U字型の支柱と唐草状の装飾が設けられている。一角からはホース昇降用の滑車が設けられており、その滑車にも屋根飾りの付いた小さな丸屋根が載せられているのが特徴的。
脚は四本で、斜材は一節ごとに丸鋼をリング状のバックルで締結したものと、平鋼をX字状に組み交点をリベット締結させたものが交互に設けられている。
梯子は一段で桁内設置。基部は斜材がアーチ状で、その上の一節は主材の他に補剛材が組み入れられ、斜材も丸鋼とリング状のバックルを用いたものが二つ組み込まれている。
(2014年11月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |