火の見櫓図鑑

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平野の火の見

火の見櫓

 JR山陽本線、庭瀬駅の北東に建つ櫓。屋根はないが見張台に柱らしいものが見られるため、老朽化などで撤去されたものと思われる。
見張台の欄干は、四隅と上部が等辺山形鋼、縦桟は平鋼に一定間隔でねじりをつけた装飾。中央部分は丸鋼の唐草状の文様があしらわれている。
脚は四本で、主材・水平材は等辺山形鋼、斜材は丸鋼をリング式の張力調整装置で締結したタイプになっており、各部の結合は下二節はプレートを用いたリベット留めだが、それ以外の節は主材に直接リベットで留められている。
梯子は一段で桁内設置。基部の斜材はアーチ状で等辺山形鋼を八の字に渡した補強が入っている。

※既に撤去済みです。

(2014年11月訪問)

屋根 なし
半鐘 なし
見張台 □型
□型

全景 見張台 脚部 基部 基礎

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