県道241号に程近い、最上稲荷の駐車場敷地内に建つ櫓。四角屋根には避雷針と風向計、唐草状の屋根飾りを頂いている。避雷針の頂点部分は、稲荷に近い事からか、宝珠を模したと見られる「防」の切り抜き文字をあしらった装飾が施されている。
見張台は四角形で、四隅は等辺山形鋼で先端がこちらも稲荷を意識してか疑宝珠状の切れ込みの入った装飾がされており、欄干部は平鋼を逆U字型に造形するなど全体的に立地を意識したデザインとなっている。
脚は主材、水平材が等辺山形鋼、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプで、桁間はやや狭めになっているが、梯子は桁内に一段で設置されている。
下部には塗装業者の広告看板が掲示されている。基部の斜材は直線に近いアーチ状になっており、斜めに二本の補剛が入れられている。
(2014年11月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |