陸上自衛隊東富士演習場の南東方、県道155号から市道を東へ入った小木原地区の中ほどに立つ櫓。屋根は深めの四角錐形で、鼻隠しの部分は深めで内側に傾斜するような形態となっている。屋根裏中心部には半鐘が吊るされている。
見張台は隅切りされた四角形で、高欄は手摺と外縁部が等辺山形鋼製、垂直材が平鋼製。手摺の一辺にはホース干し用の竿が手摺と並行して設置されている。
脚は四本で、主材、斜材、水平材ともに等辺山形鋼製。各部の接合はいずれも六角ボルトにより、主材とは直接締結されている。X字状に組まれた斜材の交点も六角ボルトで接合されている。
梯子は二段で、上段が桁内、下段が桁外設置。中間には張り出しのない踊り場が設置されており、梯子の出入り部分は両側が門のような造作、上部がアーチ状の造作となつている。
基部は梯子が桁外設置のため、他の節と同様の構造になっている。
(2020年8月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |