天竜浜名湖鉄道都田駅の東方、都田体育館や都田郷土資料館といった地域コミュニティエリアの一角に建つ櫓。実際には搭状の建造物はホース干し塔で、半鐘は消防団詰所の入口に別途吊るされている。半鐘とホース干し塔としての見張台が隣接していることから、火の見櫓として分類した。
塔は主材として太めのH鋼二本を用いており、先端部は山形に造形されている。見張台は四角形で、土台部分はH鋼製、外枠は鋼管製で、欄干部は丸鋼が用いられている。手摺のやや上方に等辺山形鋼にホース干し用のL字フックが設けられて、両側には滑車が吊るされている。
半鐘は消防団詰所の入口に円弧状の屋根が架けられた状態で吊るされている。足元には「火の用心 第31分団」のプレートが誇らしげに掲げられている。
(2016年5月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | 梯子型 |