東名高速道路 三ケ日インターチェンジから県道308号を1.3kmほど北上した先、大谷自治会倉庫の敷地内に建つ櫓。屋根は反りのついた四角形で、頂部には避雷針と風向計が備えられている。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は四角形で、高欄は手摺、水平材、垂直材、外縁部のいずれも等辺山形鋼製。間には+と○を組み合分けた装飾が施されている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材が平鋼製。各部の接合は主材へ丸頭ボルトでの直接締結となっている。斜材の交点もボルト留めがされている。
梯子は一段で桁内設置。基部の梯子出入り部分はアーチ状に造作されており、その上部には扁額のように「東浜名村消防団 第三分団 昭和二十八年九月竣工」と記された扇形の製造銘板が掲げられている。また、主材には「戸豊橋 Λ(山)六鉄工所」と記された製造銘板が掲示されている他、基礎部分には何を記したのかは不明だが「和田正美 藤原林業」と記されたアクリル製と思われるプレートも設置されている。
(2021年11月訪問)
屋根 | □型 |
---|---|
半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |