JR東海飯田線 上市場駅の東方、県道1号飯田富山佐久間線沿いに建つ櫓。櫓状に組まれているが実際には見張台はなく、頂部にはホース昇降用の滑車のみが設置されており、機能的にはホース乾燥塔といえる。
脚は四本でダブルワーレントラス構造となっており、主材、斜材ともに等辺山形鋼製。斜材は六角ボルトで主材に直接接合されている。
頂部には見張台が無く半鐘は下部に設置されているため、梯子は設けられていない。下部の斜材交差部分には銘板が設置されているが、ペンキが厚塗りされており、ほぼ判読できず、かろうじて「39 9」の刻字のみ識別できる。1964(昭和39)年9月建造の可能性が高い。
(2020年9月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | なし |
脚 | □型 |