火の見櫓図鑑

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上市場の火の見2

火の見櫓

 JR東海飯田線 上市場駅の南西、大千瀬橋を渡った先の集落の中ほどに建つ櫓。屋根は四角形で、頂部は四角錐状に造作されている。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。見張台は足場のみの簡易なもの。
脚は四本で、主材、水平材には古レールが用いられている。火の見梯子での古レール使用例は多いが櫓状の形態での事例は少なく貴重である
レールには、「1240 ILLINOIS U(以下判読できず)」という刻印が確認できる。レールの規格は6kg。また、桁の一面は梯子と兼用になっており、丸鋼が主材間に渡されている。
基部は下一節目上部で屈曲した形状となっている。

(2020年9月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台足場 脚部 レール刻印 屈折部 基部


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