天竜浜名湖鉄道宮口駅の南方1.5kmほどの県道296号の東側を併行する市道沿いの五叉路、宮口野口交差点脇に建つ櫓。かつての秋葉街道の「野口の辻」と呼ばれる分かれ道に位置している。
屋根はなく、脚は三本で主材、水平材、斜材すべて等辺山形鋼製で、一面は水平材が梯子を兼用した形になっている。各部の結合は全て溶接で結合されている。丈が低いため斜材は上方一箇所にのみ設けられている。
基部には天然石を利用した道標、背後にはお堂が建ち、前には宮口三十三観音の八番から十二番までの石像が並び、交通の要衝であった事が伺える。
(2016年5月訪問)
屋根 | なし |
---|---|
半鐘 | あり |
見張台 | なし |
脚 | △型 |