徳山地区の街中、ここだけがこんもりと盛り上がった山のようになった場所の頂上付近に建てられた櫓。見張台は珍しく電話ボックスのような外壁に覆われた監視小屋のような形状となっている。屋根は平面で上部に徳山地区各方面へ向けてスピーカーが鈴なりに設置されている。
見張台は四角形を隅切りした形状。手摺は丸鋼で欄干の平鋼製垂直材は、上部が外側に円弧状に張り出している。水平材は細めの平鋼製。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材が平鋼製。各部の締結は、主材・水平材がプレートへのリベット結合、斜材はプレート・交点の結合ともに丸頭ボルトによるもの。
梯子は二段で上段が桁内、下段が桁外設置。櫓の中間よりやや上方に、見張台と同様の造りの広い踊り場が設けられており、半鐘が設けられている。
(2015年6月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |