JR東海 東海道本線三島駅から北へ直線距離で1.2kmほどに位置する幸原町、県道21号から市道を東へ入ってすぐの場所にある幸原公民館の敷地内、交差点角に建つ櫓。
角地で用地が限られているからか、コンクリート製の一本柱に見張台を載せたスタイルとなっている。屋根は反りのついた四角形で、軒はごく浅いアーチ状に造作されている。頂部には先端が四ツ叉になった避雷針が設けられており、分岐部分の下側には装飾が設けられている。半鐘が屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は円形で、高欄は手摺が平鋼製、垂直材が丸鋼製、下部外縁が等辺山形鋼製。垂直材は、直線のものの間に、二本の垂直材を中間部分でひねりを加えて結び目をつけたような装飾が施されている。
主材は前述の通り電柱と同様のコンクリート柱。梯子は一段で緩めの傾斜が付けられており、主材に自在バンドを用いて固定されている。
基部には石像が一体安置されている。
(2020年8月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | 柱型 |