JR東海 御殿場線駿河小山駅から駅前の通りを東へ650mほど進んだ先の住宅街の一角に立つ火の見。
木製の電柱と同じものと見られる柱を二本立て、その間に竿を渡し半鐘を吊るしている。半鐘を吊るす竿は、何かの部材を転用したのかフランジと反対側にネジ山のある鋼管のようなもので、柱を貫通して渡されている。半鐘は、吊り具などを用いず竜頭に直接竿の部材を通して吊るされている。半鐘の下部には腕金が渡されており、足場として利用されているとみられる。梯子はなく、足場ボルトが取り付けられている。
半鐘には「大正拾五年拾二月 小山町消防組第一部」という銘が入っており、半鐘自体は大正期から引き継がれていることがわかる。
基部には道祖神の文字が記された石碑と双体道祖神の石像が祀られている。
(2020年8月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | なし |
脚 | 柱型 |