静岡県道64号島田川根線沿線の身成地区内にある原八坂集会所の裏手の狭い場所に建つ櫓。屋根は反りのついた四角形。頂部にはダイヤ状に造作された避雷針とひょうたん型の屋根飾りが設けられている。また、破風板にあたる部分は反りのついたアーチ形状で欧風な雰囲気となっている。
見張台は円形で、高欄は手摺が鋼管製、垂直材は平鋼で上部に向けて外側へ円弧状に張り出した形状となっている。梯子の踊り場と共に高欄に板が当てられているのが外見的な特徴となっている。
脚は四本で、主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したタイプ。各部の接合はやや大き目のプレートによる。
梯子は二段で、外階段のように桁と垂直方向にやや傾斜を緩くして設置されている。中間には踊り場が設けられている。
基部には消防信号表が掲示されている。
(2022年11月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | □型 |