国道20号沿い、京王電鉄高尾山口駅前にある櫓。分団詰所と樹木に囲まれいてるため、何気なく歩いていると存在に気がつかないことも多いのではないかと思われる。
屋根は反りのある六角形で、頂部には避雷針と風向計が設けられている。蕨手などの装飾的な要素は見られない。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台も屋根と同じく六角形で、高欄は手摺と外縁部は等辺山形鋼製、垂直材と水平材は平鋼製。手摺の下部には唐草上の装飾が施されている。
脚は三本で、主材、水平材は等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各節の接合はプレートにより、主材、水平材とはリベットで、斜材はプレートに穿孔し外側から部材の丸鋼を折り込む形で結合されている。
梯子は一段で桁外設置。基部にはアーチ状の斜材と補助材が設けられている。
※既に撤去済みです。
(2018年10月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | 6角型 |
脚 | △型 |