あいの風とやま鉄道入善駅の東方、県道106号を2kmほど東へ進んだ先の椚山地区の住宅街にある消防団詰所の前に建つ櫓。
屋根は浅めの円錐形で、装飾的な要素は見られない。避雷針は屋根頂部ではなく軒先から後付けされた形で立てられている。屋根裏中心部にはサイレンが設置されており、半鐘はサイレンの下に吊るされている。見張台は円形で、手摺と下部外縁は等辺山形鋼製。垂直材は逆Uの字形に造形されており、丸鋼を用いている。手摺上部には四方向へ向けて大きめのスピーカーが設置されている他、八木アンテナも設けられている。
脚は四本で、うち一辺が他辺より狭く梯子を兼用している。主材と梯子のある辺以外の水平材、斜材は等辺山形鋼製、梯子部分は丸鋼製。
前述の通り梯子は本体にビルトインされた形のため一段のみ。基礎は台形で地表面から少し持ち上げられている。
(2021年8月訪問)
屋根 | ○型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | □型 |