JR東日本奥羽本線かみのやま温泉駅から1.5kmほど北上した、須川の傍にある泉川地区に建つ櫓。屋根は深くきつめの反りのついた六角形で、頂部に先端が四つ叉になった避雷針と風向計が載せられている。
見張台も六角形で、高欄は外縁と手摺部が等辺山形鋼製、水平材が平鋼、垂直材が丸鋼製。半鐘は屋根中心に吊るされており、打鐘用の撞木が添えられている。その他、サイレンや赤色灯、ホース干し用の滑車と金具が設置されている。
脚は三本で、主材と水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。基部はアーチ状の斜材が設けられている。
梯子は一段で桁外設置。脚の基礎の部分は、わずかばかり逆T字型になっている。
(2017年5月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | 6角型 |
脚 | △型 |