火の見櫓図鑑

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蔵王半郷の火の見

火の見櫓

 国道13号蔵王温泉入口交差点から県道23号蔵王ラインを蔵王方面へ進んで、600mほどの道路沿いに建つ櫓。見張台は四角形で屋根はなく、頂部には竿が渡されており、小屋根が掛けられた半鐘と蛍光灯が、また、竿のやや下にはサイレンが設置されている。
見張台の高欄は、外縁部と手摺部が鋼管製、垂直材と水平材は丸鋼製で、梯子の出入り部分の手摺は円弧状に外側へ張り出している。
脚は四本で、主材、水平材は鋼管、斜材は丸鋼製で、斜材は特に張力調整の機構は設けられていない。各部の接合は溶接による。主材は上方へ向けて次第に桁間隔が狭まっておえり、最終的には頂部で道路側、奧側の主材がΛ型に突き当たる形状になっている。
梯子は一段で、主材の一面が他辺より桁間隔が狭くなっており、梯子を兼用している。

(2017年5月訪問)

屋根 なし
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 半鐘 見張台高欄 脚部 基部

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