火の見櫓図鑑

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山形市消防団第六分団第四部第二班

火の見櫓

 県道21号沿い、麓の国道13号交差点からかなり登った蔵王温泉街の手前、同志平地区に建つ櫓。集落は傾斜地の下部に位置するため、櫓のある場所は地区の最上部にあたる。屋根はなく、頂部には鋼管の方杖で支えられた竿が渡されており、片側には小屋根がかけられた半鐘が吊るされ、反対側の端面には避雷針なのか丸鋼製の棒状のものが取り付けられており、他にも方杖にS字フック、柱(主材)にL字金具が設されている。
見張台は四角形で、高欄は外縁部と手摺が鋼管製、垂直材と水平材は丸鋼製。梯子出入部分の手摺は半円状に外側に張り出している。
脚は四本で、主材、水平材が鋼管製、斜材は丸鋼製で、各部の接合は溶接による。主材は上方へ行くほど間隔が狭くなり、頂部では横から見るとΛ型に前後二本が接合している。
梯子は主材と兼用になっており、梯子のある面のみ主材の間隔が狭くなっている。
傍らには木造モルタル造りの小さな器具倉庫があり、「山形市消防団第六分団第四部第二班」と一文字ずつタイルに書かれた文字板が貼られている。

(2017年5月訪問)

屋根 なし
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 半鐘 見張台高欄 脚部 基部 器具庫

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