須玉町消防団増富分団第一部
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | □型 |
県道23号増富ラジウムライン沿い、比志集落の中ほどに立つ櫓。櫓の周囲は最も民家が疎らな場所だが、集落全体を見渡すことができる立地になっている。
避雷針、風向計、屋根飾りを載せた四角屋根と円形見張台の組み合わせ。見張台に消防信号表が掲示されている。
梯子は三段で、上中段が桁内、下段が桁外設置。上段と中段の間には、張り出しがなく欄干が設けられた踊り場がある。中段と下段の間の踊り場は足場のみの簡易なもの。
基部の斜材は梯子の取り付け面のみアーチ状で、それ以外はハの字型。「甲府市イセ町 TEL三六二九番 中村ポンプ工場 昭和二八年二月建設」の製造銘板が掲示されている。年月については非常に判読がしづらく、漢数字で二八、二と記された上からアラビア数字の28、2を打刻したようにも見える。