県道132号の北側、中野元町地区の屈曲する路地角に立つ櫓。反りのついた装飾の無い三角屋根は小さく、現在は失われた半鐘部分のみを覆う程度の大きさしかない。
見張台は四角形で、櫓全周を囲むのではなく一辺にのみ小さな籠が張り出した形状になっている。外枠を含む手摺部分は等辺山形鋼、垂直材は平鋼製で、各交点はリベットで締結されている。
脚は三本で桁間隔は狭い。主材と水平材には等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。斜材と主材の結合はプレートではなく、斜材の端部をリング状にしたものをボルトで留める方式を用いている。
(2015年7月訪問)
屋根 | △型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | △型 |
脚 | △型 |