火の見櫓図鑑

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豊川市麻生田自警団器具置場

火の見櫓

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

 県道499号麻生田町交差点から南東へ少し入った地区市民館や保育園のある一角に建つ櫓。屋根は四角形で軒近くに浅めの反りが付いており、頂部には先端が四つ叉になった避雷針と風向計を備えている。
 見張台は四角形で、高欄は手摺を含む外枠部分が等辺山形鋼、主材と水平材が平鋼製で、下部には丸鋼をリング状のバックルで締結した斜材が入れられている。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材が丸鋼をリング状のバックルで締結したものとなつている。各部の結合はプレートにより、主材同士はリベット、水平材、斜材はボルトが用いられている。
梯子は桁内設置で上下二段に分かれており、中間に足場だけの簡易な踊り場が設けられている。
基部は梯子出入口部にのみアーチ状の斜材が設けられ、その上部にアーチに合わせた扇形の「麻生田分團 昭和三十一年十月竣工」と記された分団銘板が扁額のように掲げられている。

全景 見張台 屋根 見張台高欄 踊り場 基部 分団銘板

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