青森市街の南部、八甲田方面へ向かう横内バイパスが完成して旧道扱いとなった、国道103号沿いに建つ櫓。屋根はなく、見張台の頂部は柱の上に等辺山形鋼を組んだ枠が設けられ、そこにホース昇降用の滑車、ホース干し用のL字フックが設けられ、半鐘も吊るされている。
見張台は円形で、高欄は手摺部と垂直材が細めの丸鋼製、水平材は太めの平鋼製。梯子の昇降口部分のみ欄干が四角状に外側へ張り出している。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼、斜材が丸鋼をリング状のバックルで結合したもので、各節の接合はプレートにより、主材はリベットで、水平材と斜材はボルトで締結されている。
梯子は一段で桁外設置。基部の斜材は他の節と同様に丸鋼製の斜材が入れられている。
(2018年4月訪問)
屋根 | なし |
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半鐘 | あり |
見張台 | ○型 |
脚 | △型 |