弘南鉄道大鰐線鯖石駅から東へ進み平川を渡った対岸にある森山集落の中心部の町道T字路に建つ櫓。屋根は浅めの四角形で、頂点部はじめ特に避雷針や風向計、蕨手などの装飾物は一切見られない。裏を見ると野地板と垂木には木が用いられている。
見張台の高欄は非常に簡素なもので、等辺山形鋼製の手摺に同じく等辺辺山形鋼製の斜材が一本だけ渡されているのみとなっている。上部の桁間に比べ裾部の広がりが非常に大きく取られている。
脚は四本で、主材、水平材、斜材のいずれも等辺山形鋼製。斜材は逆V字型になっている。各部の締結はプレートを用いず主材へボルト留めされている。
梯子は一段で桁内設置。下から三節目の水平材には、「寄贈 佐々木 長逸 昭和24年11月設立」の寄贈者銘板が掲示されている。
※既に撤去済みです。
(2016年8月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |